ドミニカ共和国 エコツアー情報
カリブ海に浮かぶヒスパニョーラ島の東部分を占めるドミニカ共和国におけるエコツアー情報を案内しています
 


 ドミニカ共和国基本情報

  


ドミニカ共和国の概要


場所 48,442平方キロメートル(九州に高知県を併せた広さ)。カリブ諸国で2番目に大きいヒスパニョーラ島東部の約2/3を占め、西部のハイチ共和国と接する。北部は大西洋、南部にカリブ海に面している。(地図
人口 約940万人。うち1/3が首都サントドミンゴに住む。外国人としては隣国からのハイチ人が最も多い。
民族 混血73%、ヨーロッパ系16%、アフリカ系11%
言語 スペイン語
時差 日本との時差‐13時間(GMTより4時間遅い)
気候 熱帯性サバナ気候。年平均気温は25-27度。冬季(12月から3月)は16度前後まで下がる。中央山脈のコンスタンサのような高原地帯では、冬季の気温が氷点下に達することもある。また6月から11月はハリケーンが飛来する時季である。
自然環境 小さい国とはいえ、地域によって様々な環境が楽しめる。3,000mを越えるカリブ最高峰の山Pico Duarteをはじめとする険しい山地、石崖、熱帯雨林、肥沃な谷、サボテンの広がる砂漠、1,600キロメートルも続く海岸線、そして約300キロメートルに渡る美しい砂浜など。南西部にはカリブの中で最も大きく、最も低い地点を記録する海抜40mのエンリキーリョ湖がある。ここはワニが棲む世界の唯一の塩湖としても有名。
宗教 カトリック教(95%)
政治 立憲共和制。大統領レオネル・フェルナンデス(2004年〜。2008年に再選)
歴史 コロンブスが1492年12月5日にヒスパニョーラ島を発見して以来、スペイン人による入植が始まり、奴隷として多くのアフリカ人が連れ込まれ、原住民であったタイノ人(インディアン)に取って代わった。以降、フランスやスペイン、そして隣国ハイチに占領されたが、1844年にドゥアルテの活躍によりハイチから独立。しかし、独立後もスペインへの再併合、1916年には米国による軍事占領が始まり不安定な時代が続いた。1930年から約30年間は、トルヒーリョによる独裁政権の下、近代化は進むが、一方で市民から自由が奪われ、多くの命が犠牲になった。その後は、徐々に民主化に向かって歩んでいる。
通貨 通貨単位はペソ(DOP1.00=JPY3.0〈2008年5月〉最新レートはここで確認)。1000ペソ以上の札は多くの小売店ではおつりがないと断られることが多いため、換金するときは小さめの札をもらうとよい。換金は銀行ででき、割りも良い。ATMは各地にあり、クレジットカードやトラベラーチェックは大都市の大型店、ホテル、レストラン等で使用することができる。
安全 治安は比較的良い方で、観光地へ行くには女性の一人旅も問題ないが、旅行者や富裕層を標的にした犯罪は後を絶たない。貴重品は持参しないか、ホテルのセーフティボックスを利用し、夜間のドライブや一人歩きは避けたほうが望ましい。また、ドミニカ共和国はコロンビアからのコカインの輸出中継地になっているが、麻薬の所持や使用は国内では違法行為なので注意したい。外務省による海外安全情報はこちら
市街地に住む人口の約80%は水道水が供給されているが、飲料用としてはペットボトルの水が望ましい。
電気 電力供給不足のため首都でも停電は毎日あるが、観光地にある主なホテルやレストランは自家発電機が備わっているため、停電の心配は特に必要ない。電気器具は110-120ボルト、60Hz使用のものが使われ、コンセントは日本と同じ2つ穴である。
通信 ドミニカ共和国はラテンアメリカ諸国の中でも最も通信システムが発展した国である。ほとんどのホテルでインターネットが可能であり、市内にはインターネットカフェも多い。
税金 ITBSと呼ばれる消費税は16%だが、ホテルやレストランではサービス料として10%が加算される。また、レストラン等ではこれらとは別に10−15%のチップを払うことが習慣となっているので、食事のわりに少々値段が高いと感じるかもしれない。
スポーツ 野球が最も人気のあるスポーツである。サミー・ソーサを始め、ペドロ・マルティネス、ダヴィッド・オルティス、マニー・ラミレスなど有名野球選手を生み出している。バレーボールも世界的に強い。なお、全国各地および主要観光地にゴルフコースが備わっており、ゴルフ愛好者にとってたまらないスポットとなっている。
音楽 国の音楽はラテン系のノリのメレンゲであるが、哀愁のあるバチャータも人気がある。バチャータはボレロのリズムに似て、男女が寄り添って躍れる音楽である。音楽のあるところでは、自然に体が動き出すのがドミニカ人である。
食べ物 ラ・バンダラ(国旗):ご飯に赤豆のソースをかけたものに、肉とサラダかフライドプラティン(緑色のバナナのような形のジャガイモのような野菜)が添えられる。
ロクリオ:トマトソースベースのパエリアに野菜や肉を添える
サンコチョウ:肉と根野菜のスペイン風シチュー
マングウ:バター入りマッシュ・プラティン(マッシュポテトのようなもの)。朝食として食べられる。
モンドンゴ:豚や牛の内臓入りスープ



ドミニカ共和国への行き方

    

ドミニカ共和国は観光が主要産業なので、各地に観光地が点在し、国際空港も主要な観光地の近くにある。そのため、入出国の空港選びは旅行計画に沿って事前に確かめること。(主要観光地の最寄の空港や行き方はこのページからチェック。)

残念ながら、日本からの直行便はないが、定期便やチャーター便がヨーロッパ(マドリード、ミラノ、ローマ、ベルリン、ブリュッセル、ハンブルグ、パリ、ロンドン等)や北米の主要な都市とドミニカの各国際空港を結んでいる。また、南米や他のカリブ諸国とも直行便で結ばれている。日本から行く場合は、ニューヨーク乗り換えまたはダラス・マイアミ経由が最短コース。季節により運行日程が変わるため、その都度航空会社、旅行会社等に運行状況を問い合わせて。
 

耳よりニュース!!

2009年12月17日よりコンチネンタル航空がニューアーク(EWR)深夜発サント・ドミンゴ朝5時着の便を運行し始める。これにより、ニューヨークでの宿泊が必要なくなり、同日に乗り換えできることになる。これでますます日本から近くなる、なんとも嬉しいニュースだ。ただ、期間限定のようなので、旅行者は事前に航空会社に問い合わせて欲しい。


注) 観光目的で入国の場合、ビザは不要

日本人は90日以内の観光目的の滞在に限り、ビザを取得する必要はない。また、通常10ドルの観光チケット(30日間有効)を空港で購入することが求められているが、うれしいことに日本人はこれが免除。また、出国の際に20ドルが課せられるが、通常は既にチケット代に含まれている。なお、査証等につきより詳細な情報を知りたい人は、日本にあるドミニカ共和国大使館(電話:03-3499-6020)に問い合わせを。



国内での移動手段〜レンタカーを借りるには〜


 ドミニカ共和国はアメリカと同様、車社会。2008年にサント・ドミンゴ市内に国内初の地下鉄が開通したが、国内各地を結ぶ電車は整備されていない。旅にゆとりがある人や、地域や言葉に慣れている人は快適な長距離バスや乗合いバス、あるいは個人タクシーを利用しても良いが、複数の観光地を限られた時間内に周りたい人や、バスが運行されていない地域へ行きたい人には、やはりレンタカーが便利。自分の旅の計画にあわせて、好きな時間に好きな場所で好きなだけ遊んでいられる。ただし、ここは日本と逆で右側通行なので、はじめは違和感を覚えるかもしれない。さらに、多くのドミニカ人の運転は荒く、交通ルールを守らないので運転には注意が必要である。
 なお、首都を含む大都市内には比較的公共交通機関が発達しているので、住み慣れた人は利用してもよいが、親切な案内は無いので、気を付けたい。サント・ドミンゴ市における交通については、ここから「市内の回り方」を参照。


レンタカー会社(National, Avis, Europcar, Budget, Payless, Hertz, Dollar, Thrifty, Nelly Rent-A-Car等)は空港や主要都市に点在する。国際免許証とクレジットカードがあれば、簡単に借りられる。なお、自分で運転したくない人は、運転手付きのレンタカーもあるので、レンタカー会社に相談すると良い。



ドミニカ共和国のイメージ

(ドミニカ共和国観光省作成のビデオ、2007年。YouTubeより)
動画がうまく見れない人はこちらから。

     


 



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